馬は好きだけど、近づくのはちょっと・・・。そう思っている人は多いハズ。
人の何倍もの大きさだから、それもムリないかも。しかし馬はもともとおとなしく、とっても人なつっこい動物。野生馬の場合でも、他の動物に攻撃することなく、身を守るためには逃げることしかできない。そのため危険には敏感で、耳・目・鼻などが発達し、素早く危険を察知して恐れをすぐ態度に表すのだ。耳慣れない音、見慣れない物には特に臆病で、そんな時に馬が驚いて足を蹴り上げたりするのを見て、人への反抗だと誤解しないで欲しい。
原因さえ取り除けば、やさしい馬に戻るのだから。
「初対面」で馬に近づくときは、こんな習性をよく理解して、後ろから近づいたり、
そばで大きな声を出してビックリさせたりしなければ大丈夫。


耳をぴくぴく左右に向けたり、
耳をしきりに動かす。
視線もあちこち定まらない。

耳が揃って正面を向き、
目がイキイキとおだやかで
落ち着いている。

エサや水をねだる時は、前肢で"前掻き"をする。その他、伊丹などの苦痛を表すために"前掻き"をすることもある。

耳をそろえてぴたりと後ろに伏せているのは、相手に対して危険を感じ、警戒しているとき。注意深く接してあげよう。